日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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カンボウザ銀行再訪

IMG_1786.HEIC.jpegカンボウザ銀行は国内シェアの約40%を占めている銀行で、支店数も500を数えている。上場企業19社の幹部とともにここを久しぶりに訪問できた。U Than Lwin上席顧問(前同行副会長・中央銀行副総裁)によると、「最近は米中経済摩擦の問題もあるが、脆弱なインフラ整備のことや、ラカインの問題などもあって厳しい環境にある。しかし特恵関税対象国のままだし、年成長率もアセアン諸国の中では6.8%で3位だし、電力もここ数年で今の2倍を達成する見込みとなっている」と語った。さらに「1週間前、中央銀行が、外資の銀行参入をすすめるため35%を超過する合弁でも個別案件ごとに認める方向に舵を切った。貿易の決済手段として人民元と日本円も公認する決定を下した」と説明。さらに「国内の20%程度しか銀行口座を持っていないのが現状で、地方の支店も最大のKBZですら500店舗しかなく、銀行決済に縁がない地方住民がたくさんいる。他方、携帯電話の普及は100%で、これを利用した決済を進めているのがKBZ Payで、この1年間で350万の顧客を獲得した。この数字、過去10年間で獲得した銀行口座に匹敵する。この分野は今後も拡大する。技術面では中国のファーウェイが協力してくれているが、全ての分野をカバーしているわけではないから他国の携帯会社の参入の余地は十分ある」ということだった。

また同席した他の幹部から「KBZは国内の中小企業の支援を行うためOne Stop Solution Centerを立ち上げる計画があり、事業の進め方、会社の作り方、税金問題その他、中小企業が直面する問題をサポートする仕組みを作る予定だ」といい、質問を受けた保険分野に関してIKBZの幹部から「保険は重要な問題だが現時点では国民の0.1%しか加入していない。KBZは損保については日本の三井住友海上と提携したが、生保に関してはまだこれからの課題となっている」などのことが紹介された。将来性の高い投資分野をきかれた際は「輸入代替産業・物流・インフラ関連、さらにインドや中国の巨大市場を対象にした農業・食糧・食品加工といった分野は有望ではないか」ということだった。