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公認外貨両替所開設(改訂2)

Exchange center.jpgヤンゴ ン市内のダウンタウンのThein Phyu通りに、Thein Phyu Money Exchange Centerが開設され、6つの銀行がカウンターを設置して実勢レートでの外貨両替所が先月からオープンしている。

カウンターを置く銀行は、
Innwa bank, Myanmar Oriental Bank,
Co-operative Bank, Kanbowza Bank,
Myawaddy Bankおよび
Myanmar Industrial Development Bankの6社。

正面の電光掲示板に当日の両替レートが表示されているが、通用するのは、米ドル、ユーロ及びシンガポール・ドルの3種で、円はない。

この日(10月16日)は日曜日だったがオープンしていた。
1回で両替できるのは最高1000ドルまで。

外国人はパスポートが必要であるほか、ミャンマー人は適法に外貨を所持できることを証明できる資料、または海外から帰国したことを証明する資料等の提出が求められる。ちなみに、当日の米ドルのレートは、買いは815ksで売りは820ksだった。もちろんだが、領収証もきちんと発行される。中はかなり混雑していた。

Myanmar Times の報道(23-30Oct.)によると、ミャンマー国民が同交換所で両替する際には、国民登録カード、バスポート及び再入国した際に持ち込んだ外貨総額に関する税関の証明書が必要となるといった規制もある。外国人はパスポートの提示のみ。

ヤンゴン市内の外国との合弁企業の財務担当者の一人は、市場に異なった交換レートが存在することは顧客に対する誤解の要因になるというが、Thein Phyuの交換所の存在はいくつかの制限があるとしても企業にとっては、便利だという。

しかし、利用者にとって問題なのは、交換に供される外貨の額面によって異なるレートが使用される点だという。すなわち、交換所に表示されているレートは、(米ドルであれば)100ドル札を前提したものであり、50ドルであれば20Ks減額され、20ドル,10ドル、5ドル札だと1ドルにつき50Ks減額される。また、古い札や汚れた紙幣は全く受け取ってもらえないという問題もある。
このことは機械等の販売会社にとっては日常の問題となってくる。
なぜなら企業はきれいな、100ドル札しか代金として受領できないことを意味するためである。

別の問題もある。帰国ミャンマー人、例えば外国船で勤務した船員が新しい交換所で両替しようとする場合、一度の両替金額について上限があり、かつ、それが1000ドルだったり、2000ドル、あるいは1500ドルだったりするという点である。そのため限度を超えて両替しようとする場合は相変わらずブラック・マーケットで、1ドルにつき20ksほど悪いレートでの交換を余儀なくされる。
この点について、同センターにカウンターを有するカンボウザ(Kanbawza)銀行の副頭取U Than Lwin氏は「他の国でも一人が一度に交換できる総額に限度を設けている。必要があれば再度銀行のカウンターを訪問することができる。この規制は安易に利益を貪ろうとする相場の操作を防止する措置として必要であり、国民に対して両替の便宜と安全を共に提供するためのものだ」と説明している。

もっとも、ミャンマー中央銀行副総裁であるU Nay Aye氏は、当該交換所の管理規則は将来は監督委員会の推薦を経て改訂される可能性を示唆する。
また、作家でエコノミストのU Khin Maung Nyo氏は「公的交換所を利用するかどうかは個人の問題」だと言いつつ、「どこにでも得失の問題はある。公的交換所には多くの規則があるが、安全で常に本物の通貨を提供している。個人の意見として、国民はこの公的両替所を利用してブラック・マーケットの利用を止めるべきだと思う」と話す。

※この実勢レートでの外貨両替だが、ヤンゴン国際空港のアライバル・ラウンジでもできるようになっている。両替を行っているのは、カンボウザ銀行とアジアグリーン開発(Asia Green Development:AGD)銀行の2つ。当日の両替レートも表示されているが、両替できるのは上と同じ3種類に限られ、ドルは券面額によって交換率が違う。12月11日現在で言えば、100ドル札は785kyats, 50ドル札は765kyats,20ドルから5ドル札は745kyats、1ドル札は 725kyatsと表示されており、100ドル札と1ドル札では60kyatsもの差がある。

※なお、2012年2月14日現在のドルとチャット(Kyat)の交換レートはUS$1で824Kyatsと表示されていたが、実際のカウンターでは817Kyatsで両替しており、1回に200ドルだけ交換できた。もっとも6つある別の銀行のカウンターでも同額の両替ができるのでやろうと思えば1200ドル分の両替が出来る。また、ミャンマー人はIDカードだけで100ドル分の両替が出来るようになっていた。