日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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キモノ

Kimono2.JPG現在でもミャンマー人は男性も女性も普段は腰巻スカートのようなロンジー(Longyi)を着用する人が多い(女性のものはタメイン<Htamain>と呼ばれる)。もっともヤンゴンなどの都市部では20代を中心にジーンズやスカートをはく若者も増えている。このタメインのなかで、渋谷にあったふとん屋さんが、ふとんの生地でつくり始めたといわれるKimonoというブランドがある(左の写真参照)。来日していたミャンマー人たちが帰国の際にお土産として買っていき、伝統的デザインとは異なった斬新なイメージだったのかミャンマーの女性に好評で、次第に国内でも高級品としての地位を得ていった。今ではシンガポールあたりからも輸入されていると聞いた。

Htamain。.JPG Kimono.JPG

ミャンマーで女性のタメインの最高級品は、絹織物でつくられたものと言われているが(上写真左側)、Kimonoはそれに次ぐ高級品というイメージがある(上写真右側は、協会事務所で日本語を勉強中のYTU卒業生がKimonoを広げて見せているところ)。普段、着用して外出するといったようなものではなく、パーティとか何かあらたまったイベントのようなときに使うようである。

こでは詳しく紹介できないが、ロンジーやタメインは民族ごとにデザインが違っている。2000年に協会がミャンマーフェスティバルを開催した際、いくつかの民族の衣装を舞台で紹介したことがある(下記写真参照。ただし、モデルになったのは全員日本人)。 

Myan-Fes.JPG同じロンジー、タメインといっても民族ごとにいろいろであり、ミャンマーが多民族社会ということがあらためて実感できる。 

最近、ヤンゴン市内で新デザインのタメインやブラウスのファッションショーなども開催されているという報道もあった。日本人の中にもタメインに膝までのスリットを入れたものを自ら製作してミャンマー出身の奥さんに着させていたデザイナーもいる。男性のロンジーは、ほとんど変化がないのと好対照である。ちなみに男性のロンジーは前で、タメインは腰のところで結ぶが、男性のものはきっちりと紐か何かで縛るわけでないため( 実際に着用するとかなり涼しく感じて快適だが ) 、慣れないと歩いている途中で落ちるような気がする。特に階段をおりるときに端を踏むことがあって危ない。タメインには腰紐がついているものも少なくない。ヤンゴンで何度かロンジーを買ったり、もらったりしたが、ラベルがきっちりと糊付けしてあって容易に取れない。何でこんな強く貼り付けるんだとブツブツ言いながら剥がしていると、「ラベルが貼ってある方を裏にして着るんだ」「洗っているうちに自然に剥がれるから」と言われた。なるほど、だから強く糊付けても問題ないんだと妙に感心してしまった。  しかし、何年もたってから教えるのではなく、最初のときにすぐに教えて欲しい思ったら腹も立った。