日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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ヤンゴン工科大学

YTU.JPG協会設立の翌年、2001年8月に、30人ほどの関係者が訪緬した。ほとんどがミャンマーを訪問した経験がなかったので、一度訪緬したいという希望があり日程を調整して実施されたものである。観光も行ったが、UMFCCI ( ミャンマー商工会議所連盟 )、ミンガラドン工業団地、その他と参加メンバーに関係ある箇所を訪問し、工学分野の大学関係者はヤンゴン市内インセインにあるヤンゴン工科大学(Yangon Technological University: YTU)を表敬訪問することになった。当時の学長との間で、訪問した大学関係者に対して、YTUでの博士号の審査に際して副査を務めて欲しいという依頼などがあったが、その後、学長が関係省庁の副大臣に就任したり新設大学の学長を兼任したりするうちにうやむやになってしまった。写真はYTUのメインビル前で記念撮影に応じる大学関係者。

YTU2.JPGYTUはもともと1924年にヤンゴン大学に新設された工学部が前身で、独立後の1961年に現在の場所に独立した大学として移転( 当時の名称は、Rangoon Institute of Technologyで、教育省の所管だった)。その後、1997年に科学技術省の所管となり、翌年、名称も現在のYTUに変更された。現在の主要建物は、1958年から1961年の間にソ連の支援で建設されたもので、8つの建物は廊下でつながっている。この建築形式はその後の工科系大学のモデルになっている。学部は18あり、最も古い土木工学部をはじめ、建築学部・機械工学・メカトロニクス・電子工学・情報技術・化学・繊維・鉱物・材料・電力・石油・バイオなどの学部がある。

副査の件は提案者との関係で中断されたが、これまで複数の協会関係者がここを訪問して特別講義などを行ったりして縁は途切れなかった。なかでも、2007年からスタートした若手エンジニアに日本語教育を行って、正社員として日本企業に就職してもらおうというプロジェクトでは、全員がこのYTUの出身者である。既に、合計8人が来日を果たしているが、うち6人は女性で、工学分野でも圧倒的に女性の進出が多いという印象がある。今も協会ヤンゴン事務所には選抜された8人が勉強に来ているが、いずれも大学院進学が可能な成績を残しており、中には2年間の勉強で日本語能力検定試験1級に合格した男性や、2009年の卒業時に全国の工科系大学を含めてトップの成績を修め、大臣表彰を受けた女性もいる。写真は来日したYTU卒業の若手エンジニアたち。