日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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孤児に教科書を寄付

寄付式.JPG5月16日に多摩センターで行われた会話劇「報恩」を主催した「報恩を観る会」(代表:谷さん)から、剰余金が出たので寄付したいとう申し入れがあり、ヤンゴン市内タケタ(Taketa)東区にある僧院で学ぶ孤児約120人に対して教科書を寄付することにした( 報恩は眼科支援活動を実施されている藤田先生と協会のことを脚本化した舞台劇)。この僧院は、今年1月の火災事故で一時的に避難していた罹災家族に対してヤンゴン事務所の関係者が生活必需品等を緊急支援したところで、このとき僧侶からここで勉強している孤児120人に文房具を寄付して欲しいと依頼され、翌週支援を行った場所。6月から新学期を迎えていたため、今回教科書を寄付出来たことでとても感謝された。写真は持参した教科書を僧侶に差し出すヤンゴン事務所の関係者(スタッフと日本語を勉強仲のエンジニアたち)。

僧院の生徒.JPG左写真は僧院で基礎教育過程を学ぶ低学年の生徒たち。後ろからの撮影で少し判りづらいが、机には教科書がない(1月に寄付した文房具もないので既に使い果たしたのかも知れない)。先生はボランティアで第一学年から第4学年までの生徒がいる。上が白のシャツで、下は緑というのが全国的に統一された基礎教育学校の制服だが、ここでは統一されていない。教室は大きな部屋に1年生から4年生まで区別して置かれた4つの黒板の前にそれぞれ集まって学ぶが、部屋が分かれているわけではない。最前列にはコーエンと呼ばれる子どもの僧侶もいる。仏教徒のミャンマー人の両親は、この年頃に男の子を短期間出家させることがあるが一週間程度で還俗させる。孤児の場合、還俗させる親はいないので、一度出家するとそのまま僧侶として生きることが少なくない。子どもでも僧侶である以上は厳格な戒律にしたがって生活することになるが、午前11時30分ころに食事した後は、翌日までもう食事はできない。これは子どもにとってはかなり辛いので、いくら孤児でも出家するにはそれなりの覚悟がいる。