日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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微妙な衛星放送受信

サテライト2.JPGミャンマーも衛星放送を行っている。2局あって、そのどちらかを受信したいところからの依頼を受け、関係者が協力することになった。来日中のエンジニアも何人か休日に手伝ってくれた。事前の調査では(東京からみれば)西方の赤道の近く、仰角10度から15度程度のところに放送用の静止衛星があることが判り、現場でそれを捕捉できるかなども何度か足を運び調べた。95%くらいはOKということで設置のための作業をスタートすることになったが、受信装置の組立自体は格別難しいことはなかった。実際の難しさはそれから後で、その角度の位置で、両手を広げた範囲に8個くらいの衛星があることが確認された。 

サテライト.JPG受信している衛星が何なのかを調べる測定器を借りて調査したが、ターゲットの衛星だという表示は出てくるがミャンマーの番組は表示されないという現象が起こる。どうしてなのか判らない。想像するに、その方向に高層ビルが2つ並んでおり、そのビルに衛星波がぶつかって乱反射みたいなことになっているのではないかと思った。しかも僅か数センチの誤差で捕捉する番組がずれる。ミャンマーの番組以外、アフリカ・中東・インド・タイ・マレーシア・シンガポールと200をはるかに超える番組はきちんとつかまえることができた。肝心のミャンマーの番組だけキャッチできない。放送時間の問題もあった。24時間放送ではなく、午前中2時間と夕方からしか放映されていないため調整は午後6時30分以降に行っていたため作業時間も少なかった。作業を担当した者は30回以上は現場に通うことになり、後半には関係者も含めてほぼ諦めかけた。昨年10月の某日午後9時過ぎ、1人で作業していた担当者が遂にひとつの局の衛星番組の捕捉に成功する。彼も途中で訪緬するなどのこともあり、結果として半年近くかかった。関係者もミャンマー語がモニターから聞こえ、ヤンゴンにいるときと変わらない鮮明さで写る画像を観たときに思わず万歳した。 写真はモニターに映ったミャンマーの衛星放送番組