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ヤンゴン市内の給水事情

YCDC浄水設備2.JPG33のタウンシップに約580万人くらいが生活しているヤンゴン市内の給水について、現在4箇所に設けられた浄水設備から1日あたり約1億4000万ガロンを供給しているとされる。また、YCDCが所管する井戸もあってこちらは1500万ガロンをまかなっている。ヤンゴンは河口から30数キロ上流に作られた都市で、豊富な水量をもつヤンゴン河沿いにある。しかし、この河川の水は海水も含まれていて浄水としては使えないらしく、1842年に市内30箇所に井戸を掘って以来、ヤンゴン河の水は浄水としては使用されていないとのこと。その後、1879年にカンドジー湖を貯水池にして、給水管でダウンタウンに供給。1884年にインヤー湖の水をカンドジー湖に入れる設備を作ったりしたが、後にはインヤー湖だけで給水を行うようになった。

YCDC浄水設備1.JPG1904年に現在も貯水池として使用されているHlawgar lakeの設備が完成した後はインヤー湖の給水設備も停止された。現在はこれを含めてGyobyu,Phyugyi, Ngamoyeikの4箇所の設備でヤンゴン市内に浄水を供給している。

水道料金はメーターによる課金システムと定額料金による課金方法が並存しており、寺院・モスク・教会などの宗教施設に対しては課金されていない。その他は給水先によって区分されており、一般家庭は1ヶ月約1,125kyatsから1,875kyats(メーターの場合は、1000ガロン当たり250kyats)。政府機関・商業用などの区別があるが、外国人の場合、家庭用は月額25ドル(メーターだと1000ガロンで2ドル)、商業用は35ドル程度(メーターの場合は4ドル/1000ガロン)。もっとも、旅行者を含む外国人の場合、この設備から供給される水を飲料水としてそのまま使用することはあまりなく、飲料水製造会社からガロン単位で別途購入するか、ペットボトルで販売されているものが使用されている(ホテルなどでは宿泊客に対して1日1、2本無料提供される)。

<追加情報>

2010年8月13日付のNew Light of Myanmarによると、YCDCはNgamoyeikの第二次工事、Dagon Myothitの2つの給水施設建設によって、1日当たり200万ガロンを追加供給できるようなったと報じてい Water tanks.JPGるほか、現在、Yangon Water Supply Projectを展開中で、Hlinethayaの工場で製造されたFRP製パイプを使用して総延長24.46マイルの地下水道を設置するなどしており、プロジェクト完成後は1日あたり450万ガロンの飲料水をヤンゴン市内、郊外及びニュータウンに追加供給できると報じている。

写真はNgamoyeikに建設中の飲料水供給用タンク(New Light of Myanmar : 8月13日より抜粋)。