日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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アンダマン海(2)

ドメル島1.JPG「港町メェイ(Myeik)から漁船に乗って8時間から10時間航行したところにある島に向かう」と聞いたときは船酔いと退屈な時間を想像した。乗り物酔いの薬を飲んで午前9時に船に乗り込んだが、ベタ凪状態で波はなく、湖水か河川を走行しているような感じだった。形も大きさも違う島々が次々と現れ、後ろへ流れてゆくので退屈もしない。午後7時頃着いたが、目的地は干潮だったので船は沖に止め、迎えにきた小船に乗り換える。長さ100m以上はある木製の桟橋まで行き、5,6mの高さの垂直な梯子をよじ登る。手足をかけるところが板なので痛いし、握ることができので危ない。長い桟橋から島に入ると目の前に発電機が24時間稼動している冷凍加工場があった。余った電気が集落に供給されているので停電はない。案内されたゲストハウスには衛星TVはもちろん冷蔵庫、エアコンも完備されていた。信じられないが、停電がない分ヤンゴンより恵まれている。 写真は島のゲストハウスから見た朝日

ドメル島3.JPG 敢えて言えば、ベッドが高くて腰の位置まであるのとお湯が出ないことくらいが問題といえば問題。海風にあたってベトベトしてる身体を洗うのに、エアコンで冷え切った水をかけるのは思い切りがいるし、高くて幅が狭い木製のベッドは、寝返りをうつと床に落ちてケガしそうな気がする。夕食は午後8時。室内ではなく、中庭に用意されていたが、小さな電球を並べたコードが木と木の間にクロスして吊り下げられており、その下で、とれ立てのシーフードを中心とした料理と冷たいビールが準備されていた。同行した日本人4人は全員感激し、うち2人は勢いで地元民と深夜近くまで飲んでいた。

翌朝、6時頃に集落と海岸線を歩きまわったが、既に何人もの女性が自宅や中庭などをあちこち清掃中で、子連れで海岸を散歩している親子もいた。カメラが趣味の若い日本人の学者は、三脚を抱えて気に入った場所に移動しつつ撮影を続け、涼風ときれいな景色に朝から少し興奮気味。ヤンゴンにいるときは想像もしなかった状況で、こんなところがミャンマーにあるとは誰も思わなかった。 写真は早朝の集落。きれいに清掃されている。

8時前に朝食に呼ばれた。今度は室内の食堂で、普通のミャンマー料理。そのなかに、有精卵で雛になる前の姿のままゆで上がった卵が皿にたくさん置かれており、ミャンマーの現地パートナーがそれを取り上げ、殻の一部をスプーンで割って我々に差し出した。ミャンマー人たちはみんなうまそうに食べていたけど、さすがに日本人は誰も食べられない。島に滞在中、このときと、朝捕まえたという果実しか食べない野生のサルの肉料理が夕食に出たときだけはストレスを感じた(こちらは意外に美味しいと言って食べた日本人と食べなかった人に分かれたけど)。