日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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ミミズとスコップ

穴掘り2.JPG鉄製ポールの台座を150cmほど地中に埋める作業を行うことになり、そのための穴を掘ることになった。電気にも関係することだったので、バイトでヤンゴン工科大学を出た電気関係の専門家2人に補助してもらうことにしたが、これまでの人生でスコップを使ったことがない。あまりの下手さに、たまらず日本人2人が使い方指導を始めることに。右足をショベルの上にこうかけて、腰を入れてその足をグッと押して・・とやってみせる。しばらくして代わったが、腰の入れ方が悪いのですぐグラつく。ほとんど作業は進まない。仕方なく、また、日本人2人が作業をする。しかし30℃を超える暑さですぐに汗だくになるし、石なども多く、粘土質の土の層を掘り進めるのは容易ではなく、すぐにバテてしまう。写真はスコップの使い方をエンジニアに指導しているところ。

穴掘り.JPG見かねたエンジニア2人が申し出て、作業を交代することに。彼等は汗をまったくかかないが作業は相変わらず遅々として進まない。そのうち「ギャーア」という叫び声があがって、その1人がピョンビョン足をはねながら現場から逃げ出した。土の中から20cmほどのミミズが這い出して来たからである。ミミズが怖いらしい。知らなかったがヤンゴン出身の若い彼等は、あまりミミズを見たことがない。それでまた、日本人が掘り始めるけど、汗ばかりかいてバテる。遠巻きに見ていた関係者がこれでは1日経っても終わらないと思ったらしく、100mほど離れたところの工場現場の作業員2人を連れてきた。褐色に日焼けした彼等はスコップをチラッと見たけど、持参した鉄棒で作業を始めた。またたく間に掘り進んで行く。わざわざヤンゴンで買って持参したスコップと現場指導などは必要なかった。作業は、前半のもたつきをたちまち取り戻して予定時間通りに終わった。そのあざやかさに一同感激したけど、すっかり立場がなくなったスコップも贈呈して喜ばれた ( と思う )。 写真は瞬く間に掘り進む作業員