日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

ホーム コラム NPTの動物園

NPTの動物園

NPT動物園.JPG2009年2月に首都ネイピィドウ(Nay Pyi Taw)に出かけたときに時間が空いた日があったので、周辺を見学することになった。ドライバーが近くに動物園があるというので出かけることにしたが、なかなか目的地には着かない。決して近くはなかった。道に迷ったか、方向違いだろうと諦めかけていたころに突然のようにジュラシック・パークに出てくるようなアーチ型のゲートが現れた(左写真)。247ヘクタールもの広大な敷地をもつ動物園で、車かバイクでもないと楽に歩き回れるという状況には見えなかった。前年3月に正式オープンしたということだが、外国人の入園料は少し高めで、大人が10ドル・子ども5ドル・身障者も5ドルという掲示が正門入り口に書いてあった。

NPT動物園2.JPG約420種類の動物が見られるが、半分はヤンゴンのカンドジー湖畔にある動物園から移送されたらしく、ペンギンも飼育されている。白い虎や、肉食系動物もここに移されていた。偶然だがこのことが幸いする。2008年5月初めにヤンゴンにも襲来して相当な被害をもたらしたサイクロンNargisのことで、客員研究員として来日中のヤンゴン大学講師(動物学の博士号をもつ人物)が、サイクロン被災の報を受けて発した最初のことばが「動物園の猛獣たちはどうなりましたか」だった。屋根とか柵も破損していたから、移送されていなかったとしたらゾッとするような事態が発生していたかも知れない。

動物園に到着した当日は、あいにくの休園日。それでもわざわざ外国人が来てくれたというので入口にいた警備員がゲートを開けて中に入れてくれた。広大な敷地内を徒歩で見学する気はなかったが、アーチ型のゲート付近で写真をとったりしていたら、ブルーの工事用ヘルメットをかぶり、ロンジーをバタバタひるがえしながら上司と思われる人物が小型バイクで飛んできた。我々のはるか前にバイクを停め、大声で係員に何か怒鳴っていたが、状況からして「どうして中に入れるんだ」といったようなことを叫んでいたのかと思う。目線は外国人たちとは合わさないまま、クルッと旋回して、来た道をまた走り去って行った。状況を察し、入れたくれた人たちにお礼を言って外に出た。このときはまだ娯楽施設らしいものはほとんど作られていなかったが、どうして動物園を先にオープンさせたのかはあまりよくわからない。写真はアーチ型ゲートの下に作られていた白い像。