日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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品質管理と標準化 (1)

岩崎氏講演.JPGミャンマーの工業製品に関する品質管理と標準化の問題は、大手電気メーカーでTQMの責任者の1人として実績と経験を積んでいた岩崎氏(当時副理事長・現協会技術顧問)が、1999年から関与していた課題だが、当時のミャンマーではほとんど関心がなかったテーマだった。そういう中で、2002年には1年間ヤンゴンに滞在し、熱心に普及活動に取り組むことになった。1999年当時は、第二工業省、科学技術省などから選抜された担当者と、2002年には商工会議所連盟(UMFCCI)の幹部などと相談して普及のためのセミナーを何度か開催して必要性を熱心に説いた。 写真はセミナーでの岩崎氏(1999年)。

岩崎さんとZaw Min Win.JPGUMFCCIの当時の副会長Dr.Kyaw Tin など幹部との打ち合わせでは「岩崎さんの言われていることは理解できるが、ミャンマーで一般に根付くには2世代くらいはかかるくらいの気持ちでやって欲しい」「ここでは企業が集まって一緒に続けて勉強するという習慣はないですから、希望する企業と各別に提携して個別指導してもらうことになります。最初は我々が推薦する5社くらいからはじめましょうか」などのアドバイスを受ける。ISO,JISなどの資料なども大量に持参、解説や説明などを機会あるごとに行ったが、早期に具体的成果に結びつかないものはなかなか継続が難しいことも実感する。

ミャンマービール.JPG1年間の滞在を終えて帰国後、2004年ころからなぜか国内大手企業間で急速にこの問題に関心が高まるようになる。ISOを認定する企業のひとつであるスイスのSGS社がヤンゴンに進出したことも大きいと思われる。2005年初めには12社ほどのミャンマー企業がISOを取得した。左の写真はそのひとつであるMyanmar Brewery Ltd.で、旅行者には有名なミャンマー・ビールの製造会社である。ほかに、Myanmar Ivanhoe Copper Ltd. Fame Pharmaceuticals, Myanmar Marine,United Paint Group, Peace Myanmar Group, Five Star Line, Nibban Electric and Electronics of Myanmar, Yangon Transformer and Electrical CO.,LTDといったところが取得していた。

最近でも、今年の3月18日に、国内のMAT Professional Training & Services とイギリスのGuardian Independent Certification Ltd.が共同で、ISO9001:2008に関する研修を行ったという記事が出ている。民間から60人以上の参加があったらしく、最近の関心の高さを示している。なお、このMAT Professional Traning & Services (Theinbyu Road所在)は、毎月この種の研修サービスを実施しているらしく、これまでに、他に、HACCP, ISO22000, Marketing and Auditing といったテーマでも講習会等が行われている。