日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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Union Day

民族村入口.JPG2月 12日はUnion Dayの祝日になっている。1947年のこの日、シャン州のPanglongにおいてシャン・カチン及びチンの代表23人と暫定政府代表のアウンサン将軍との間で連邦参加の合意ができた日で、毎年のように諸民族代表を招待して記念式典が開催され、今年も第63回目となるイベントが行われた。

※写真はヤンゴン郊外にある民族村入口。 観光客は主要民族の生活や文化などを見学できる。

当時(1947年1月)、ロンドンでアトリー内閣と独立交渉中だったビルマ暫定政府代表との間でイギリス側が、フロンティア地域にいる民族の意思に反してビルマ連邦への加盟を強制すべきではなく、彼等の自由な意思に基づいて行われるべきである、と主張し、その取り決めがなされたことが契機になって Panglong Agreementが締結されたといわれる。このときシャンから14人、カチンから5人、チンは3人の代表が出席し、参加したシャン族のサオ・シュエ・タイ(Sao Shwe Thaike)が、独立後最初の大統領に就任している。
 カレン族は調印には参加していないが(オブザーバー参加していたと言われる)、戦時中イギリス側の分離独立させるとの約束に基づき、ビルマ暫定政府とは別の代表団をイギリスに派遣して独立交渉を行っており、1947年4月の制憲会議選挙もボイコットしていた。
 このような経緯もあって、1948年1月4日、正式にビルマ連邦として独立した当時の連邦はビルマ本州のほか、シャン・カヤー・カチンの自治州とチン特別区から構成されていたが、今は、比較的ビルマ族が多いとされる7つの管区と前記3州にチン州・カレン州・ヤカイン州・モン州の4つを併せた7つの州と国内に130以上の民族が存在していることなどが公認され、約5800万人の人口の30%以上を少数民族が占めるといわれる多民族国家である。
 ちなみに、2008年5月に国民投票で承認された新憲法では、シャン州とザガイン管区内に以下の自治管区または自治地域が認められている(56条)。

 ナガ(Naga) 自治地域(ザガイン管区)

 ダヌ(Danu)自治地域(シャン州)

 パオ(Pa-O)自治地域(シャン州)

 パラウン(Pa Laung)自治地域(シャン州)

 コーカン(Kokang)自治地域(シャン州)

 ワ(Wa)自治管区(シャン州)