日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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新型インフルエンザ

出迎え.JPG2009年6月27日にミャンマーで初めて新型インフルエンザの感染者が確認されたという報道が現地新聞に掲載された。既に4月頃からヤンゴン国際の到着ロビーでは発熱している旅行者を感知する装置と人員が配置され、入国者を監視する体制をとっていたが、2ヶ月以上も感染者は報告されていなかった。隠しているのだろうとか、形だけの監視で実際には判別できないのではないかといった噂も出ていた(この種の噂は珍しいことではない)。確認された患者は13歳の少女で、家族とシンガポール旅行に出かけていて26日に帰国していた。(写真はヤンゴン国際空港に出迎えに来た協会関係者)

翌日少女は学校へ行ったが、熱があったため家族がヤンゴン総合病院へ診察を受けに行き、そこで初めて新型インフルエンザに感染していることが判明し、隔離病棟に10日間入院させられることになったと報じられた。家族、学校のクラスメート、帰国時に使用したシンガポール航空機の乗客等はどうなったかは不明だったが、直ぐに別の地元メディアで検査やホテル滞在中の入国者等の追跡調査等が行われ異常はなかったと報じられ、最初の少女もその後無事退院した。

それから継続的に報道が続き、同年9月12日で38人が感染し、最終的には69人くらいの患者が報道されていたように思う。日本とは違って、ミャンマーは元来雨期にインフルエンザが流行するという特徴があるらしく、新型インフルエンザ報道と重なったせいか人混みを避けるとか、やむを得ないときはマスクをつけるとかが流行った。ヤンゴン市内では多くの生徒たちがマスクをつけて通学していた。協会の関係者も例外でなく、多くの人が集まるところに行くときはマスク着用だったが、10日くらいで飽きたらしくそのうち見かけなくなった。最初は気合が入っていたように見えたけど続かない。

この新型インフルエンザの発見には、新潟大学医学部大学院医歯学総合研究所のチームの功績が大きい。同研究所で指導を受けたミャンマーの専門家の手によって次々と感染者が発見されて行き、それは逐一報道されていた。新潟大学の貢献と実績の詳細については下記URLを参照。

http://www.isc.niigata-u.ac.jp/~globalstrategy/myanmarinflu_1.html

⇒2010年2月20日のNew Light of Myanmarによれば、今年1月から現在まで、56人の感染者が発見されている。感染の疑いで病院に入院したのが100人、陰性と判断されたのが24人で、残りは現在検査中。昨年から今年にかけて死者は出ていない。ヤンゴン市内で患者が報告されているのは、Bahan, Tanway, North Dagon, East Dagon, Shwepyithar, Hlainthaya, Hmawbiなど。