日本ミャンマー交流協会 AJMMC:

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ケナフ

ケナフパルプ.JPGケナフは成長が早く繊維も多いので木材パルプの代替資源として2000年ころから注目されていた。南アジア原産らしくミャンマーでもケナフを栽培してパルプを生産している(左写真参照)。工場はシンガポール華僑と農業灌漑省との合弁で製品はシンガポール経由で販売されていると聞いた。スクリーンなどもそろっており設備は悪くないし、試験室や器具などもある。ミャンマーにある製紙・パルプ工場のなかでは、まだなじみが薄いが、首都ネイピィドウ東南の川沿いに建設されている。

訪問したのは2008年3月16日で、早朝6時に迎えに来てくれた農業灌漑省の担当者と一緒にヤンゴンのホテルを出発。市内を北上し、マウビ(Hmawbi)で右折してからシッタウン(Sittaung)街道を東へ向かう。以前と比べて見違えるように道路が整備されていた。以前来たときにはペグー(Pegu)と呼ばれていたバゴー(Bago)の町へ入る手前右側にあるレストランで小休止した。偶然にお互い驚いたが、店主はシッタウン川沿いにある製紙工場の工場長だった(※第一工業省所管で、主に竹を原料にパルプと紙を現在も製造中。ここで経験を積んだ人たちが現在では国内の多くの製紙・パルプ工場の幹部エンジニアになっているため、この工場はシッタウン学校とも呼ばれているらしい)。ひとしきり昔話に浸り、再開を約束しつつ、さらに北上を続ける。午後1時に目的地であるケナフのパルプ工場に到着した。

やはりシッタウン工場で育って、今は農業灌漑省所管のジュート公社顧問になっている旧友等が出迎えてくれた。この日、工場は操業していなかったが、関係者等が説明をしながら工場内を一巡させてくれる。途中、何回か技術的な質問を受けたり、訊いたりした。2時間ほど滞在したが、距離を考え午後3時30分ころには一路来た道を戻る。路上右側に木材を大量に積載したトラックが何台も停車しているところをみたりして、午後11時ころになってようやくヤンゴン市内のホテルに辿り着いた。(藤田)